一般的にはCommercial Invoiceを指し、日本語では「商業送り状」と訳されます。契約締結前の見積段階で作成するProforma Invoiceなどもありますが、実際の輸出入通関や代金決済に使用されるのはCommercial Invoiceです。
この書類に誤りがあると、輸出入者間での代金決済がスムーズに行えなくなるばかりでなく、輸出入通関も行う事が出来なくなってしまう為、大変重要な書類です。貿易取引において最も重要な書類と言っても過言ではありません。
輸出者が輸入者に宛てて発行し、品名、数量、契約条件、契約価格、代金の支払い方法等を記載します。固有の製品名やモデル名だけを記載したInvoiceをよく見かけますが、輸出入通関にも使用する事を考えれば、貨物の種類が判別できる一般品名を記載しておいた方が良いでしょう。
言うまでもありませんが、L/C決済の場合はL/Cの要求に忠実に作成する必要があります。単純なスペルミス等はディスクレとはみなされませんが、製品のモデル名に誤りがあった場合などは別の製品と判断されてディスクレとなってしまいますので、十分に注意が必要です。